六本木ロータリークラブホームページに10月より「Weekly Report」「会員名簿」「会員への連絡」と3つの会員専用ページが設定され、「会員名簿」「会員への連絡」は工事中でしたが11月より利用できるようになりました。
また、「会員への連絡」ページの運用方法については、会長、幹事、各委員長などから会員への連絡ツールとして使用し、当面、テスト的な位置付けとしますので、宜しくお願いいたします。
昨日のフェンシング高円宮牌には、たくさんの方々に観戦いただきありがとうございました。日本チームは2回戦でオーストラリア、準々決勝でロシアに勝ち、準決勝では第1シードのアメリカと対戦して敗れはしましたが、3位決定戦でデンマークに快勝し銅メダルを獲得しました。今朝のインターネットのニュースによりますと、大会2日間で1,600名の来場者があり、例年に比べその数は3倍程とのことです。山の手東グループの一クラブとして、観客動員のご協力ができたと思います。皆様ありがとうございました。11月28日のIMへのご出席もどうぞよろしくお願いいたします。
卓話『女性活躍の時代にこそ、女性の「生涯就業力」を』平成29年10月30日
恵泉女学園大学 学長 大日向 雅美様
本日は日頃経営者として女性の雇用にご尽力くださっていらっしゃる皆さま、あるいはご自身が女性の経営者として活躍のモデルとなっていらっしゃる皆さまとご一緒にこれからの女性活躍はどうあるべきか、ご一緒に考えさせていただければと思います。
まず、日本の女性活躍の現状をデータで見てみますと、昨年OECDが発表したジェンダーギャップ指数は、世界144か国中、日本はなんと111番目です。これほど発展していて、GDPも非常に高いと言われている国が世界144か国の中で下から数えた方が早いくらいです。政府も国を挙げて女性活躍と言っている昨今ですのに、なぜこれほど男女格差が存在しているのでしょうか、何が女性活躍を阻んでいるのでしょうか少し前まではそれは、男性中心社会の制度があるから、慣習があるからだろうと言われていました。確かに今もこれは完全に払拭されているとは私は思いません。ですが、私が今日お話ししたいのは、別に男性中心社会の事を批判しようということではありません。むしろ私たち女性自身の中に潜んでいる無意識の壁、そして、おそらくそれは男性の心の中にも見えない壁としてあるものについてです。
私は専門が心理学でございますが、このことに気づかせてくれた研究があります。モチベーション、動機付けの研究です。人間の動機には二つあると言われていました。一つは「成功達成動機」、もう一つは「失敗回避動機」です。何かしようという時に、難しいけれど一生懸命頑張ってなんとか成功を収めたい。これが「成功達成動機」です。一方、失敗が嫌だから、失敗することだけは避けようというのが「失敗回避動機」。
しかし、女性には実はこの二つの動機では測りきれないもう一つの動機があるという事が発見されたのです。それが「成功回避動機」という、あえて成功することを避けようとする動機です。これはマティーナ・ホーナーというアメリカの社会心理学者が発見した動機です。男性は社会的に成功すると男らしいと言われる。でも女性は社会的に成功すると立派だけれども、女らしくないと思われて、男性からは愛されなくなるというダブルスタンダードがある。、それを女性が恐れて、あえて成功を避けようとする、あるいは自分に能力があってもあえて隠そうとする。そんな心理があると言われたのが1968年の頃で、今から50年前です。折しも、全米中に女性解放運動が渦巻いたときでした。女性の自立を妨げているのは、実は男性社会ではないのだ、女性自身が心の中に秘めている男性に媚びる気持ち。その媚びと甘えが女性の自立を妨げているのですよ、という事をベティ・フリーダンという女性が宣言して、NOW(National Organization for Women)という全米女性組織を立ち上げました。この女性解放運動は世界中に広がっていきました。
この影響は日本にも伝わって、今、女性活躍が言われる時代も迎えています。でも、その一方で、時計の針を逆行させるような風潮も出ていることが懸念されます。たとえば、女子はただ可愛ければ良くて、知性も自立もいらないというような歌を、昨年、アイドルグループが歌って話題となりました(「アインシュタインよりディアナ・アグロン?」)
しかし、希望ももてるのは、今の若い女性たちはけっしてそれをよしとする人だけではないということです。学生たちとディスカッションをしてみると、知性も強さも女性の魅力、女性の活躍の時代を迎えた今だからこそ賢く美しく生きたいと言う学生も少なくありません。
http://www.keisen.ac.jp/blog/president/2016/05/post-4.html
こういう学生たちが真に活躍できる社会であってほしい。そのために必要な力を身につけさせることが、女子大の役目でもあると考えます。、私が勤務しております恵泉女学園大学は人文社会科学領域のリベラルアーツの大学です。人文社会科学の学びというのは基礎的な知識、理解、技能そして何より大切なことは明快な解がないことです。ですから迷いながら答えを彷徨って見つけていく。しかもそれは自分ひとりではなくて、いろんな方と力を合わせていく。こうしたことができるために磨くべきもの、それが「生涯就業力」だと思います。女性の人生は長く一直線ではありません。結婚・子育て・介護等で、人生設計を変えざるを得ないことが少なくありません。こで継続して働けるとは限らないのです。それでも目標を見失わずに、しなやかに強(したた)かに生きる志とそのための力が必要ではないでしょうか。ですから私は女性にとって必要なのは、就職力ではなく生涯に亘って目標を持ち続ける、「生涯就業力」だと思います。それは言い換えると、いつ何があってもどこにあっても、なくてはならない人となるということです。恵泉女学園大学の考える女性活躍というのは、決して煌びやかな活躍をする女性だけではありません。大切な身近な方の為に、あるいは地域や社会の為に地道に尽くすことが出来る女性を育てていきたいと思っております。「生涯就業力」に必要なもの、それは社会人基礎力と努力に裏付けられた自己肯定感です。社会人基礎力とは、「正直な人」「礼儀正しい人」「仕事が早くて正確な人」「課題を見付け、考え、改善改良に努める人」。恵泉女学園の理事長宗雪雅幸(元富士写真フィル社長長)が、企業人の経験から社会に出て信用される女性となるために必要な基礎力としてこの4つの条件を常々学生たちに言っています。
最後になりますが、「生涯就業力」を磨くというのは別の言葉で言うと、凛として生きる賢さ、そして人としての美しさを備えた女性となることではないかと考えております。「なにがあっても決して逃げださない、言い訳しない、人のせいにしない。」そういう女性が本当に育ってこそ女性活躍の時代がくるのではないかと思います。
ご静聴、ありがとうございました。
卓話『トランプ政権と日本』平成29年11月6日
コロンビア大学 名誉教授 ジェラルド・カーティス様
今回のトランプのアジア歴訪について、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを回りますが、これは非常に重要な旅であるというのは主に2つの課題が中心になっているからです。ひとつは、北朝鮮の核兵器開発に対してどうすれば良いのかという事と、あとは貿易問題です。トランプが大統領になってからいろんな意味でアメリカの外交、政策も変わってきましたけれども、日米関係が非常に重要であるとういうことだけは継続性があります。ひとつ考えていただきたいのは、なぜヨーロッパの同盟国と違って、日本の総理大臣が一切トランプと意見の相違があるという事を言わず、なんでこんなに仲良く出来るのかという事です。
確かに安倍さんはトランプに対しての対応は見事だと私は思います。上手にトランプに対して信用されるように、努力した成果があったと。今まで16回も電話会談をしているのです。ただ私は安倍さんだからこうなっているとは思わない。安倍さんほどうまくやったかわかりませんが、日本の誰が総理大臣であっても日本の国益から見れば何よりもアメリカと仲良くしなければならないという致命的な現実があるということを、戦後の日本の総理大臣は皆思ってきました。
ドイツのメルケル首相、イギリスのメイ首相、カナダのトルドー首相、皆トランプに対して貿易問題とかNAFTA、NATOの事などで批判的なことを言っていますが、日本は思っていても一切言わない。TPPを離脱したのは良くないと思っても、直接トランプに対して文句を言わない。どうしてこういうことがあるかというと、ひとつは日本の地政学的な影響があると思います。ドイツにしてもイギリスにしても、フランス、イタリアにしても周りの国々は全部民主主義国で資本主義経済です。イギリスがEUから離脱しても共有する価値観のコミュニティの中にあるわけです。しかし日本の周りの国々は北朝鮮、ロシア、中国、民主主義国でなければ、資本主義国でもない。3か国全部が核兵器を持っている。周りで民主主義国であるのは韓国だけれども、韓国と日本の関係は歴史問題がいろいろあって難しい。日本が仲間と言えるのは、アメリカであるという現実。これは日本とヨーロッパ諸国の基本的な違いです。
この訪日は、北朝鮮について2人が全く同じ考え方であるということを、まず金正恩に見せる。貿易問題ではアメリカはFTAの交渉をしたいと言っているのですが、あまり強く圧力を掛けていませんし、今のところ日本とアメリカの2か国間に大きな問題があると思いません。
一番皆さんが、心配なさっているのは北朝鮮に対してどうするかという事だと思います。私も戦争は無いだろうと思いますが、絶対に無いとは言いきれません。
私自身はトランプがやろうとしているように、北朝鮮に対して制裁を出来るだけ強くした方がいいと思います。今北朝鮮の貿易の80%が中国ですので、中国が制裁に協力しなかったら効き目がありません。前よりだいぶ協力しているのですが、例えば北朝鮮への石油の輸出を完全に止めるということは出来ないし、現実的に考えればいくら制裁をかけても北朝鮮は、ほぼ間違いなく核兵器開発、ミサイル開発を辞めないでしょうし、核兵器を放棄するということは非常に考えにくいです。
我々にはどういう選択肢があるかというと、ひとつは北朝鮮が核兵器を持ってもしょうがないと、一応核保有国であることを認めるということです。しかしそれを選択したら、韓国は核武装するでしょうし、日本は核武装するかわかりませんけれども、少なくとも核武装すべきではないかという議論になる。台湾が持つ可能性も出る。要するに核拡散になりますし、北朝鮮を核保有国として認めるということは、やってはいけない事だと言っていいと思います。
じゃあ北朝鮮と核兵器を放棄するように交渉してみたらどうか。どちらかといえば韓国はそういう立場ですね。ただ問題は2つあります。ひとつは北朝鮮が一切話し合うつもりがないと言っているのです。もうひとつアメリカで一番言われているのは、もう20年以上前から核兵器の開発をやめさせようと交渉していたら、その間に北朝鮮はますます核兵器を開発してミサイルも開発した。だから2度と騙されない。それがトランプの立場なのです。では残っている選択は何があるかというと、それは軍事力で北朝鮮の核兵器開発を止めさせることなのですね。”all options are on the table”(すべての選択肢がある)これはトランプ政権で始まった表現ではなく、ブッシュの時代からそう言っているのですが、要するに軍事的なオプションもあるのだと言っているのです。しかし本当に北朝鮮を核兵器の施設などを潰すために攻撃して戦争をやったら、アメリカの本土は攻撃されないけれども、日本か韓国はものすごく大きな被害がでます。ですからそれも出来ない。やってはいけないのです。
この北朝鮮の問題を冷静に考えて、この国は核保有国であること認めてはいけませんけれども、この国から核をなくすという事は当分できない。北朝鮮との話し合いをしながら、まずこれ以上開発しないこと、これ以上実験をしないこと、その交渉をそろそろやらないといけないと思う。それで時間をかけてその核兵器の能力を縮小して、最後には一番必要なのはregime change(体制転換)、この政権が変わらない限り韓国にとっても、日本にとっても、アメリカにとっても、この国の危険性は消えない。ですから中国の習近平とトランプの会談ときに話してもらいたいなと思うのは、どういう風にしてこの北朝鮮の政権が代わって、北と南が別々の国家として平和的に付き合えるかという新しい発想が必要であるのです。ありがとうございました。
慶事会員一覧
11月のお誕生日
| 10月18日 | 齋藤 明子 (さいとう あきこ)さん |
| 10月23日 | 石田 ザッカリーさん |
| 10月28日 | 大橋 裕治(おおはし ゆうじ)さん |
慶事会員の表彰
11月の慶事会員は 斎藤さん(18日)、石田さん(23日)、大橋裕治さん(28日)の3名。出席の石田さんはSAAとの二役でしたが、皆で歌でお祝いしました。
当分20代のようですね。
(記:安部幹事)
ニコニコBOX情報
服部栄養専門学校 理事長・校長 服部 幸應様
安部 義彦さん
服部先生ご多忙中卓話におこしいただきありがとうございます。三田さんNYマラソン完走おめでとうございます。
柏原 玲子さん
服部 幸應様、本日の卓話楽しみにしております。どうぞ宜しくお願い申しあげます。
松島 正之さん
服部先生、今日のお話を楽しみにしています。
三田 大介さん
先週はお休みしてすみません。ニューヨークマラソンに出てました。
末松 亜斗夢さん
服部様、本日の卓話を大変楽しみにしております。
杉本 潤さん
劒物さん、入会歓迎。
渡辺 美智子さん
服部校長先生、ご多様の折、六本木ロータリークラブへお越し頂き大変光栄です。宜しくお願い申し上げます。
角張 敏郎さん
本日の服部先生の卓話楽しみにしております。
次回のプログラム
平成29年11月28日(火)
11:00~14:00 山の手東グループIM
場所 ウェスティンホテル東京